「努力しているのに売上が伸びない…」と悩む店長さんは少なくありません。ですが、やみくもに行動を増やすのではなく、基本のポイントを整理して見直すだけで成果が変わることがあります。今回は、現場で押さえておきたい3つの視点をご紹介します。
1. 客数 × 客単価のバランスを確認する
売上は「客数 × 客単価」で決まります。
- 来店客数が減っているのか
- 客単価が下がっているのか
どちらが主因かを数字で切り分けることが第一歩です。たとえば「レジ通過数」「平均購入点数」「平均単価」などを簡単に集計するだけでも、課題の方向性が見えてきます。
2. 商品構成を見直す
売れている商品と売れていない商品が混在していませんか?
- 売上上位商品のフェイスを広げる
- 回転率の低い商品は絞る
- 季節イベントに合わせた陳列を強化する
このように商品ごとの実績を把握し、「売れる商品をより売る」戦略にシフトすることが重要です。特に繁忙期は、売れる商品の見せ方次第で売上に大きな差が出ます。
3. 店内導線とオペレーションを改善する
お客様が商品にたどり着きやすい導線になっているか、レジで待たされていないかをチェックしましょう。
- 季節商品のコーナーは入口から目に入りやすい位置へ
- 動線上に関連商品のクロス陳列を設置
- レジ待ちが長くなる時間帯にスタッフを重点配置
導線とオペレーションの改善は、追加コストをかけずに売上アップにつながる即効性のある手法です。
まとめ
売上が伸びない時は、まず「客数×単価」「商品構成」「導線とオペレーション」の3点を見直しましょう。複雑な分析よりも、基本に立ち返ることが改善の近道です。今日から一つでもチェックして、現場で試してみてください。
👉売上を守るためには人員配置も重要です。詳しくは『人件費率を下げても店を回すシフトの組み方』をご覧ください。